2023年度南関東公営競馬
重賞レース回顧 《1月》
1月3日 川崎マイラーズ(SⅢ)
川崎1600m
優勝馬:デュードヴァン
  川崎記念が春に移行され、年始の恒例重賞報知オールスターカップもそれに伴いスライド。代わりに5月から移動して年始重賞となったのが川崎マイラーズ。スマイルウィ不在でも1400、1600mを得意とする猛者が集結した。中でも注目はギャルダルだったが、逃げるアランバローズを目標に3コーナー手前から進出開始。直線しっかり捕らえて先頭でゴールかと思われたが、中団で脚を溜めたデュードヴァンが猛然と追い込みアタマ差先着。念願のタイトルゲット、マイラーが距離短縮で結果を出した。ギャルダルは悔しい2着。急遽の乗り替わりになったフォーヴィスムも切れ味炸裂の3着。
1月10日 ニューイヤーズカップ(SⅢ)
浦和1500m
優勝馬:ギガース
  重賞勝ち馬クルマトラサン、アムクラージュに重賞好走組ライゾマティクス、ビッグショータイムがそろい10頭ながら好素材が集結。3番枠のクルマトラサンが無理なく先手を奪い、ギガースが番手。楽な逃げにみえたクルマトラサンは直線弾けず、ギガースが手応えよく交わし去り重賞制覇。1200mからの距離延長だったが、先行力を武器に強豪撃破はクラシックに向け視界良好。3着ライゾマティクスはやはり58キロの斤量が堪えた様子。大外枠の不利も重なり動きに重苦しさがあった。
1月17日 ブルーバードカップ(JpnⅢ)
船橋1800m
優勝馬:アンモシエラ
  エコロガイアのハイペースの逃げは道中抑えて走れていたし距離に対応もできて今後につながる走り。勝ったアンモシエラは牝馬で斤量差はあったにしても、この時季に牡馬相手に重賞制覇は能力の高さを表すもの。勝ったことで路線選択がしやすくなったのもプラス。3着バロンドールは外を回ったぶん及ばずも左回り、ナイターなど初物づくしの割にこなせていて新設ダート路線でも主役を張れる逸材。結果としてクビ、ハナ差でアンモシエラ、エコロガイア、バロンドールのJRA3頭の力が抜けていたという形だが、躓く不利がなければ上位進出が可能だったはずの4着ウルトラノホシに今後も注意。
1月18日 報知グランプリカップ(SⅢ)
船橋1800m
優勝馬:エルデュクラージュ
  好スタートから軽快な逃げ脚を披露したエルデュクラージュが2023報知オールスターカップ以来約1年ぶりの重賞制覇。寒い時季に好走実績が偏る同馬は10歳となった今年も衰え知らず。連覇をめざして2/1の報知オールスターカップへ駒を進める予定。ヒーローコールは好位からレースを進め逃げ馬を捕らえるだけだったが、伸びてはいるものの交わすほどの伸び脚ではなくペースが合わなかったに尽きる。しっかり伸びているスワーヴアラミスは器用さに欠けるぶん終い勝負で2、3着が多く歯がゆい。3連覇を狙ったギガキングはいつもの走りがみられず5着敗退。
1月24日 金盃(SⅡ)
大井2600m
優勝馬:ランリョウオー
  2600mの長丁場を最後の直線は2頭で叩き合い結果アタマ差ランリョウオーが先着。ブリリアントカップ以来の重賞制覇。セイカメテオポリスはじっくり脚を溜め早め先頭のランリョウオーに迫ったが勝負根性発揮され無念の2着まで。昨秋の東京記念(2400m)の着順が入れ替わったが、ダートグレードでも期待していい2頭。3着ミヤギザオウは、羽田盃勝ちは追いこんでのモノだが、前走のトライアルから桑村騎手の好騎乗もあり先行する脚質変換で再度好走。新しい面が引き出され復活も近し。切れ味ひと息でも粘り腰はみせたカイルが4着。最速上がりで追い詰めたドスハーツも今後、長距離重賞なら侮れない存在。
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