2023年度南関東公営競馬
重賞レース回顧 《12月》
12月7日勝島王冠(SⅡ)
大井1800m
優勝馬:サヨノネイチヤ
  昨今の南関東重賞はJRA出身馬が大半を占めるが、軽量を味方に切れ味発揮のサヨノネイチヤが重賞制覇。昨年4月に大井デビュー、それから一度も連対を外すことなく12戦目でのタイトルゲット。1800mは初距離でも近2戦で慣れが見込める外回りコースで持ち前の瞬発力を遺憾なく発揮。粘り強いディフェンディングチャンピオンのライトウォーリアをしっかり差し切る好内容。狙うは来年の帝王賞制覇。
12月13日 全日本2歳優駿(JpnⅠ)
川崎1600m
優勝馬:フォーエバーヤング
  新馬、JBC2歳優駿勝ちのフォーエバーヤングが早めの競馬を心掛けて先頭に立つ。一旦並ばれる格好になったが、そこから二段加速で7馬身差の圧勝劇。現時点での完成度の違いを見せつける内容だった。次走はサウジアラビアからドバイなのか。ケンタッキーダービーへ挑戦するのか整備された国内3歳ダート路線へか。超大物の今後に注目が集まる。兵庫ジュニアグランプリ勝ちのイーグルノワールも果敢に挑んだが跳ね返される格好。最内枠が仇となった走りだが、しっかり今持てる力は出し切った様子。今後の成長に期待。
12月14日 神奈川記念(JRA・地方交流)
川崎1600m
優勝馬:ヴィブラフォン
  勝ったヴィブラフォンは前日のフォーエバーヤング同様、番手から早め先頭の競馬。先行有利の川崎コースをすでに知っているかのようなドイル騎手の好騎乗。前走福島で騎乗経験があったことも大きいだろうが、ベストのマイル戦で今年限りの神奈川記念制覇。2着キャリックアリードは休み明けながらよく伸びた。オープン馬になってすぐの重賞で結果が出たのは今後の牝馬重賞路線で活躍が期待できる。ユティタムの能力は確かだが、熱中症の影響が抜けきれず気持ちの問題があるよう。明け4歳での巻き返しに期待。
12月21日 ゴールドカップ(SⅠ)
浦和1400m
優勝馬:スマイルウィ
  好スタートを切ったスマイルウィの外からジョーパイロライトが押して先行。ジャスティンはジョーパイロライトの勢いに触発され、カカッての先行になってしまった。スマイルウィは悠然と構えて3番手。楽な手応えで3コーナーを回ると仕掛けて鋭く反応し直線独走。最後は緩めたため猛追のブラックパンサーに詰め寄られる形になったが、まだまだ余力は十分。このメンバーでは力が抜けていた。ブラックパンサーはよく追い込んで2着と充実期を迎えている印象。放牧明けだったアマネラクーンも得意の条件で躍動。
12月29日 東京大賞典(GⅠ)
大井2000m
優勝馬:ウシュバテソーロ
  ディフェンディングチャンピオンであり、ドバイワールドカップ覇者であるウシュバテソーロが出走し、少頭数ながら好メンバーの揃った一戦。逃げると思われた南関東3冠馬ミックファイアは痛恨のスタートミス。決め脚魅力のウィルソンテソーロがハナを奪う展開で波乱の幕開けかと思われたが、後方からリズムよく運び終いに賭けたウシュバテソーロの連覇。粘りに粘ったウィルソンテソーロが2着と同馬主のワンツー達成。3着ドゥラエレーデは伸びあぐねて芝・ダート両GI制覇にあと一歩。得意の大井で一発狙ったノットゥルノとキングズソードは4、5着まで。
12月30日 東京シンデレラマイル(SⅢ)
大井1600m
優勝馬:スピーディキック
  圧倒的1番人気スピーディキックは秋3戦目で絶好の仕上がり。中団に構えて終いに賭けるいつもの戦法、若干3コーナーあたりでの手ごたえは悪いように見えたが、気合をつけるとさすがの加速力で先団に取りつく。4コーナーで内の馬が外斜行し4頭はじかれる格好になったが、不利もなんのその一気に他馬を置き去りに。前日のウシュバテソーロに続き同レースも連覇となった。2着ラブラブパイロ、3着サルサレイアは直線猛然と追い込んで上位入線。スピーディキックには及ばずも目立つ末脚。
12月31日 東京2歳優駿牝馬(SⅠ)
大井1600m
優勝馬:ローリエフレイバー
  ローレル賞の勝ちっぷりからもミスカッレーラが1番人気に推されるも3連勝中のローリエフレイバーも差がなく続く上位拮抗の様相。逃げるパペッティアをマークするローリエフレイバーとミスカッレーラ。3コーナー過ぎでローリエフレイバーがパペッティアを競り落とすとミスカッレーラとの一騎打ちに持ち込む。直線を向いてさらに加速するローリエにミスカッレーラも食らいつくが結果2馬身差でローリエフレイバーに軍配。砂をかぶらずベスト騎乗をみせた野畑騎手の堂々たる騎乗ぶりもさすが。
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