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好事記バックナンバー
第9回
「雪降って 正午に追い切る フリオーソ」

 2月12日(土)、降雪の影響で小倉競馬の第4R以降が中止。2月14日(月)、出馬投票をやり直して、続行競馬で行われることになった。

 14日の午後、東京都立川市のウインズ立川へ。昨春、福島が月曜代替競馬になった際にお邪魔した日野屋金物店に顔を出してみた。永井さん(当コラム第2回にも登場)、お久しぶりです。

「お〜。何年ぶりかね?」

 まだ1年経っていませんよ(笑)。相変わらずお元気そうで、良かった。

「月曜にしては、人出はまあまあかな。オタクの新聞、届いていないよ」

 すいません。今回は諸般の事情で特別レース(10〜12R)だけ、ネット版(FAX新聞)とさせていただいた。

ウインズ立川は、昨春の代替競馬の時と同様、B館を閉鎖してA館のみ。そのぶん空いてはいないが、やはり普段と混雑の程度は違う。

 14日の小倉競馬場は雨が降り続き、馬場も荒れていた。最終の第12Rは芝1200m。4コーナーで全馬が外めに持ち出し、内を突く馬が1頭もいない競馬になった。“予想通り”の波乱になって、3連単は44万円台。荒れると分かっていても、ちょっと取れないなあ……。

 全レース終了後、ウインズ立川所長の香村章さんにお話をうかがった。

──今回はスライドではなく、出馬表が異なる競馬。混乱はありませんでしたか?

 「数件苦情を受けましたが、もちろん場内で告知して、レーシングプログラムにも大きく書いてありましたから。大きなトラブルは起こりませんでした」

──人出のピークは、やはりメインレースの時間帯でしたか?

 「そうですね。ただ、平日とあって昼休みにお勤めのサラリーマンの方が買いに来たりで、少しムードは違いました」

──レース開始(第4R)は11時20分。

 「開場は、あえて午前9時にしました。いつもの土日と同じです。お客様に寒い思いをさせてはいけないので……。通常、50人ほど開場を待っていらっしゃるのですが、今日は1人だけでした」

──美浦も栗東も月曜全休で変更なし。最少限度の雪害で踏みとどまった形です。

 「土曜の東京競馬、そして、この続行競馬も心配しました。それにしても田所さん、前回お会いした時、私は4月に立川赴任直後だったので、あなたのことはよく覚えています。“雪”の時だけではなく、通常開催にもお越しください」

 うれしいお言葉。また取材します。

 午後5時すぎ、JR中央線で地元の国分寺市(東京競馬場のある府中市の隣市)に戻ると、ほどなく雪が降ってきた。やっぱり、助かったんだな。この量、開催日なら間違いなく中止のレベル。良かった、良かった。

 しかし、無関係ではなかった。

 16日(水)、フェブラリーS(GT。東京ダート1600m)の有力馬であるフリオーソの最終追い切りが船橋競馬場で行われることになっていた。

「見においでよ、フリオーソを。川島正行厩舎は遅い時間帯に追うから、午前9時ぐらい」と弊社地方課の船橋担当・山本大輔トラックマン。

 9時かあ。取材して、会社に戻ればちょうどいい……と思っていたら、15日(火)の午後、山本TMから電話があった。

「結構、雪が降ったでしょ。馬場整備に時間がかかるので、追い切りは正午からになったよ

 え〜っ、昼の12時? いい機会だな。作戦を練り直すことにしよう。
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