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第7回「カレンダー+α」

 11月20日(土)、競馬場・ウインズで2011年の日刊競馬カレンダー販売開始。1ヵ月以上経って、クリスマスソソグが流れ終わると、年の瀬、正月。もう準備は整いましたか? 何か足りないとお感じの方は、きっと……。

 カラー13枚つづりの大型カレンダー。まだご購入されていない方、お宅(お店)の実用兼備のインテリアとして最適です。在庫は十分あるので(笑)、こちらからお申し込みください。 

 というわけで、今回は日刊競馬カレンダーを掲載してある飲食店にお邪魔した。さすがに一見の店ではやりにくいので、店主とも常連客とも馴染みがあって、何でも話せる楽しいスポットを紹介したい。

 東京都武蔵野市にある『オズの魔法使』。最寄り駅はJR中央線の武蔵境駅。南口から歩いて5分ほどの場所にある。

 1977年(昭和52年)の4月オープン。武蔵境駅近辺の喫茶店では、最古参の部類に入る。基本のコーヒーはもちろん秀逸。オムライスやナポリタンなどは昔ながらの味を守り、根強い人気を誇る。

 オーナー店主の小津吉一さん(54歳)。3連複を中心に馬券を楽しむベテランファンである。スポーツマンで、若い頃は体育会水泳部で鳴らし、その後はサーフィン、ゴルフ、渓流釣りと趣味は幅広い。

 「土日も営業だからね。もっぱらPAT投票とテレビ観戦」

 当然ながら、週末に働いている中央競馬ファンも多いはずだ。競馬に接するにも、いろいろなスタイルがある。

 店のコンセプトは「コーヒー&パブ」なので、お茶派もお酒派もウェルカム。定員はだいたい40名というところだろうか。店の正面から見て、右側がパブコーナー、左側が喫茶コーナー。といっても、厳密に分かれているわけではなく、筆者などは店内をついウロウロ。とにかく気楽である。 

 武蔵境駅を最寄り駅とする大学は多く、それが街の特徴のひとつになっている。亜細亜大学、国際基督教大学(ICU)、日本獣医生命科学大学……など。

 「店を始めた当初は自分も若かったし、学生さんの常連客が多かった」と小津さん。

 しかし、徐々に学生が主体の店ではなくなったそうだ。ちなみに筆者が最初に来店したのは、記憶に間違いがなければ1985年(昭和60年)。武蔵野市と隣接する小金井市にある、東京学芸大学の2年生だった。当時の客層は若かったが……。

 「ほら、昭和の終わり頃から、村さ来とか北の家族とか、チェーンの居酒屋が目立つようになったじゃない」

 常連客の相澤博之さん(55歳)。小津さんとは中学校時代の同級生。やはり熱心な競馬ファンで、馬単で好配当を狙うのが主戦法である。

 「俺たちが若かった頃は養老の滝ぐらいだもんなあ。飲みに行くのは学生時代からスナックが多かった。チェーン店が増えて、大人数で集まりたい連中は大きな店を使うようになった」と相澤さん。

 「だから、小さい店で異世代と交流する人は減ってきた

 小津さんとは“生まれて以来の腐れ縁”という石尾敏彦さん(54歳)。もちろん開店以来の常連である。世代間交流が乏しくなっている傾向には、小津さんも相澤さんも賛成していた。



 ホール担当は近所に住む大学生。意見を聞いてみると「今は仲間同士でごはんを食べるかチェーン系の安い居酒屋で軽く飲んで、カラオケボックスというパターンが多いです」とのこと。

 小津さんたちは、学校の学年でいえば9つ上。はっきり年下の筆者とは感覚が違い、勉強になることが多かった。日本獣医畜産大学(現日本獣医生命科学大学)の先輩方とも一緒に飲んで、今では獣医師と競馬記者となって交流が続いている。

 「若い人、大歓迎。チェーン店もいいけど、オッサンと人生や競馬を語るのも楽しいよ」と小津さん。

 西武多摩川線を使えば、是政駅から武蔵境駅は直通。東京競馬場から近い。昭和の香りが漂う名店に、ぜひ貴方も! 

『オズの魔法使』
武蔵野市境南町3-10-5
[営業時間]
11:00〜14:00
18:00〜22:30
[定休日] 月
TEL 0422-31-0895
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