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第2回「都内で調査!代替競馬」
 16日、金曜午後。某所から通達があった。「明日(土曜)の福島、それなりに降るらしい。一応、心づもリを」。

 4月に雪で中止なんて、聞いたことないぞ。

 翌17日、土曜。朝7時過ぎに会社に着いたが、まだ決定は下っていない。いつもより遅い。迷っているのかな。午後は止むらしいから、何とかして開催したいのだろう。


 7時半過ぎに宮崎秀一トラックマンから一報、

「中止だよ」
 
 結構降ったんだ。結局、“スライド”(出馬投票をやり直さずに開催)での代替競馬になった。何でもない平日の月曜日に、メインレースが1000万の裏開催福島。そう滅多にあることではない。

 というわけで、図らずも第2回のネタが決定した。歯医者の予約をキャンセルして、19日の月曜日は9時前に国分寺駅から中央線に乗って出発することになった。



 まず向かった先は、立川駅。降りて南口、ウインズ方面へ歩いていくと、右手に「日野屋金物店」が出てくる。

おっ、土曜の新聞をそのまま売っている。枠順は変わっていないから、別に問題はない。

「オタクの作り直した新聞、届いていないから。まあ、いろいろあるんだろうけど」と永井孝光さん。

 いきなり先制パンチを食らったが、やさしく写真撮影に応じてくれた。元気一杯、昭和ヒトケタ世代は健在だ。

 「店はかれこれ60年以上やっているよ。競馬新聞はウインズ開設当初から扱っていて、もう25年か。最近、売れなくなったね。オタクの会社、大丈夫?」と永井さん。わざわざ年季の入った記録帳まで見せてもらった。ウインズとしては新しい部類とはいえ、1985年(昭和60年)からだもんな。変遷を知っているだけに、さすがに詳しい。ん〜、頑張ります!

 9時20分、ウインズ立川に到着。

 場内を歩いてみると、少ないながらも1R発走前にしてはファンが集まっている印象。間違いなく100人以上はいる。平日だし、早い時間帯はガラガラに近いのかと想像していた。

 そうだ。馬券を売る立場からは、この非日常開催がどう見えているのかな? ウインズ立川所長の香村章さんにお話をうかがった。

ウインズ立川所長 香村章さん

――B館を閉めて、業務はA館だけですね。

香村所長「周辺警備は通常通りですが、平日の開催ということで、従業員の確保の問題もありました。十分対応できると見ています」

――早い時間帯にしては、思ったより人数が多いと感じました。

香村所長「年配のお客様に来ていただいているようです。家族連れは期待できませんが、近くにオフィスもあるので、昼休みあたりでどうなるのか注目しています」

――馬券、売れますかね? 以前、夏の小倉が中止→代替になった時(2007年)は月曜が祝日でしたが、今回は平日、しかも従場開催ですからね。

香村所長「このようなケースは初めてなので、何とも言えません」

 ふ〜む。各事業所(競馬場、ウインズ)によって状況は様々だろうが、とりあえず開催してみないと。 

 次の現場に行こう。
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