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第1回 『弔鐘2010』
打鐘後は 意外に近き ゴールかな (馬場 雅夫)
(出典:1993年11月25日デイリースポーツ)

 没後17年、2010年3月31日。故人が何百回と通ったであろう花月園競輪場が、長い歴史を終えようとしている。馬場さんと同じく、享年59歳。

 花月園前駅下車。強めの春風を受けて歩道橋。突き当たって右、階段を降りて左。定食屋の横を通り抜けて、いつも坂を登っていくと、桜が見事だ。


入場無料。本日で最後とあって、平日のFU開催としては稀に見る賑わいだったが、ウチの小山内完友(地方編集部)が予測した2万人ということはなさそうだ。あんまり外向けに宣伝しなかったもんな。場内も、ほとんど飾った様子がない。

 7R終了後に「花月園スーパーレース」。往年の活躍選手を集めた、呼び物競走だ。昭和の頃の旧式入場曲とファンファーレが懐かしい。 勝ったのは、地元花月園所属だった48期の天笠眞さん。

 トークショー、オークションの傍らで、顔見知り同士が挨拶、挨拶。廃止を見届けに来場した年配客の会話が聞こえてくる。ひとり客がしみじみモニターを眺めている。元従業員もいるようだ。
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