『凱旋門賞 ひとりごと』
2014/10/08 更新
 凱旋門賞が終わりました。

 勝ったトレヴの強さは脱帽ものでしたが、コースを熟知した鞍上のジャルネ騎手も好騎乗だったと思います。

 ハープスターは、オークスまでと同じような後方からの直線勝負。外へ持ち出して素晴らしい末脚はみせましたが、6着が精一杯。

 ジャスタウェイは、直線インを狙って詰まってはしまいましたが、最後までジワジワとは伸びて8着。

 位置取りは不本意だったかもしれませんが、仮柵を外したコースのインにこだわった福永騎手の判断は、“勝ちにいくための乗り方”という意味では評価できるものでした。

 ゴールドシップは……スルーでいいですかねf(^-^;

 さて、レースが終わって最初の感想は、「技術云々ではなく、不慣れなコースでは、コース取りや仕掛けどころの“判断”がさぞかし難しいんだろうな」ってこと。

 凱旋門賞制覇へあと一歩のところまでいった一昨年のオルフェーヴル。

 それまでとは異質の、早め先頭から押し切りを狙うようなスミヨン騎手の乗り方には賛否両論ありましたが、あれは向こうの競馬場・向こうの流れ・向こうの展開・向こうの仕掛けどころ…等々、スミヨン騎手の経験に基づいた好判断だったと個人的には思っています。

 札幌記念のハープスターは小回りコースを意識して、3コーナーあたりから早めのスパート。あれができたのは、川田騎手に日本の競馬でこれまでに培ってきた経験があったからこそ。

 少し話はそれますが、デビュー以来“天才”の名をほしいままにしてきた武豊騎手でさえ、東京競馬場での初勝利は1987年のデビューから2年後の1989年、同じく中山競馬場では3年後の1990年。

 今と違って関西馬がちょくちょく遠征してくる時代ではなく、騎乗数自体が少ないこともありますが、不慣れなコースでなかなか結果が出なかった、とも解釈できます。

 もちろん、日本の馬が、日本のジョッキーで凱旋門賞を勝つのが一番の夢であり、願いです。

 ただ、日本の馬が凱旋門賞を勝つには、やはり向こうの競馬を熟知したジョッキーを起用するのが一番の近道なのかも…そんな風に感じた2014年の凱旋門賞でした。

 では、今週の推奨馬。

 ☆ブランダルジャン(日曜2R予定)…デビュー戦は出遅れを挽回して中団からの競馬。直線では前に馬がいたために、進路を探し探しでしたが、しっかりした伸びをみせて3着。もともとは「晩生のイメージ」という評価でしたが、祖母がファビラスラフインという良血らしい素質の一端は示しています。レース慣れが見込める2戦目でチャンスとみます。