『記録と記憶』
2014/07/23 更新
 

 今回は先週の続きです。

 日本では「良・稍重・重・不良」の4段階で発表されている馬場状態ですが、海外ではもっと細分化されているようです(ウィキペディアを参考にしてみました<(_ _)>)。

 例えばイギリスでは硬いものから順に「Hard/Firm/Good to Firm/Good/Good to Soft/Soft/Heavy」の7段階。

 アメリカでは同じく「Fast/Firm/Wet Fast/Good/Muddy/Yielding/Sloppy/Soft」の8段階。

 ちなみにフランス=9段階、ドイツ=6段階、香港・シンガポール=9段階と、海外では日本よりも馬場状態の区分は多いようですね。

 話は戻って日本の馬場状態。

 馬券を買う際の情報としても大事なものだと思うのですが、「記録に残す」という意味でも非常に大事なものだと思います。

 とりあえず芝の良馬場といっても、「パンパンの良馬場」もあれば、「(少し雨が降ったことで)クッションが利いて走りやすい良馬場」もあるし、「良発表だけど、(雨が降って)実際には稍重に近い良馬場」だってあるように、その中身は様々。

 当日の場合は、天候を見てある程度は自己判断できるかもしれない。

 ですが、JRAが「良馬場」と発表する以上、次走以降の紙面の成績欄においては「良馬場」としか表記できません。

 つまり雨の影響を受けた馬場が敗因というケースでも、成績欄だけで読み取るのはほぼ不可能ということです。

 レース直前で急に降った雨や、たとえ当日晴れていても前日までに雨が降っていた、といった情報を「こと細かに後々まで記憶し続ける」というのは難しいもの。

 馬場状態の発表が細分化されることによって、たとえば“稍良”とか“湿良”みたいなものがあれば、少しは記憶を呼び戻すいいきっかけ(お客さまへのサービス)になるのでは?な〜んて思うのですが…。