『世界一の走り』
2014/06/11 更新
 6月5日に梅雨入りが宣言された関東地方。

 先週末の東京は、土・日曜を通して、芝・ダートとも不良馬場という“THE 道悪競馬”でした。

 こういう特殊な馬場状態においては、道悪の巧拙、枠順、位置取り、コース取り…といったことが着順や着差に大きく影響してしまうもの。

 先週の競馬で好走した馬については「道悪巧者」と記憶しておきたいケースもありますが、凡走してしまった馬については「馬場が悪すぎたので着順は度外視」と割り切ってしまうのもアリでしょう。

 さて、今年の安田記念を制したジャスタウェイ。

 道中は外から蓋をされて苦しいところに押し込められ、直線で先に抜け出したグランプリボスとは(私の目には)絶望的とも思えるほどの差がありました。

 もし届いていなかったにしても、いわゆる“負けてなお強し”の競馬だったはずです。

 だからこそ、これをゴール寸前で、わずかにハナ差とはいえ、捕らえ切ったジャスタウェイは本当に強かった!

 勝利騎手インタビューで柴田善臣騎手は、「直線は何度か脚をとられてバランスを崩したが、それでも諦めないという気持ちがやっぱり世界一」と語っていましたが、これぞまさに“世界一の走り”。存分に堪能させてもらいました。

 次走の予定は馬の状態を見ながら…ということではっきりしませんが、宝塚記念出走となれば非常に楽しみですね。

 先週からスタートした新馬戦。昨年は1週目にイスラボニータが初勝利を挙げましたが、今年も負けず劣らずの好素質馬が出走していました。

 まだ心身ともに完成途上の2歳馬たちにとっては過酷な状況でのデビューとなりましたが、これもいい経験になったはず。力を出し切れなかった素質馬も多いので、次走以降の変わり身に注目したいと思います。