『馬の気持ち』
2014/02/26 更新
 先日、とある出走馬の取材で、助手さんにこんな話をうかがいました。

 「近くに馬がいると嬉しくてはしゃいじゃうんだよね。だからなのかな、前走も併せ馬の形になったら急に伸びが鈍ってしまって…」

 この馬、その条件クラスはいつ勝っても不思議のない実力馬。

 なのですが、あとひと押しが利かない感じで、前走では人気を裏切っていたのでした。

 また他の厩舎で取材をしていると、こんな話を聞きました。

 「1頭になるとフワフワしてしまって…。スムーズに運べるよりもむしろ、ゴチャゴチャした馬込みの中での競馬がいいみたいなんです」

 この馬、前走は好位の外めに位置して、手応え通り楽に抜け出したのに、そこからが案外。

 さらに別の厩舎では、こんな話も。

 「追ってるぶんには大丈夫なんだけど、ステッキを1発でも入れると反抗するというか、萎えちゃうというか…止まってしまうんですよね」

 確かにこの馬、ステッキを入れたとたんに尻尾をフリフリして失速。

 いずれも“気性の難しい馬”というひと言で片づけてしまいがちなのですが、“どう難しいのか?”は千差万別。

 「気性も含めて能力」というのが持論なのですが、この見極めが難しいところ。

 少しでもヒントを求めて、取材に励みたいと思います。