『完成形』
2013/12/25 更新
 最終追い切りの映像に、「あれ?こんなんで本当にいいの?」

 正直なところ、そんな印象も受けたオルフェーヴルですが、有馬記念ではため息の出るような圧倒的なパフォーマンスでラストランを飾りました。

 全馬に当てはまるわけではありませんが、競走馬の中には年齢を重ねるにつれて、調教でズブさをみせるようになることがあります。

 例えば、スペシャルウィーク。晩年は調教は動かなくなり、不安説が流れることもしばしば。

 それからダイワメジャー。若いころは気性が激しく“弾丸特急”のような動きをみせていましたが、年をとってからは落ち着いた“大人の調教”に。

 面白いのはキンシャサノキセキ。晩年まで競馬では折り合いに苦労した馬でしたが、調教では乗り手が促さないと併せ馬で格下相手に劣勢になることもあったほど。

 完成形を迎えた競走馬は「強い調教はいらないよ、本番ではしっかり走るからさ」と自ら理解しているかのようです。

   さて、このコラムを書き終えると、年内の仕事はすべて終了。

 私にとってはまさに“波乱万丈”の2013年となりましたが、今年はトラックマンにとっては史上最大級の年末休み。

 ゆっくり休んで、いっぱい遊んで、新しい年を迎えたいと思います。

 来年もどうぞよろしくお願いいたします<(_ _)>

 次回の更新は1月8日の予定です。