『“泣き”に騙されるな』
2013/08/07 更新
   新人トラックマン時代に担当していたA厩舎(もちろん仮名)。こちらのA調教師、「再来週おろす(デビューさせる)新馬、ありゃ相当走るぞ!」と前もって吹いて(?)おられました。ちなみにこの新馬、すごい良血でもなければ、調教ですごく動いているわけでもありません。

 ところが、デビュー当該週になると「ちょっとソエを気にしてる」だの、「終いの反応が今ひとつだった」だの、挙句の果てには「期待してたほどじゃなかった」だのと急にトーンダウン。

 「あれれ? じゃ、それほど走らない馬なのかな…。そういや相変わらず目立った調教時計は出てないもんね」

 弱気コメントを鵜呑みにしかけそうになったところで、A厩舎を担当する他社の先輩トラックマンはボソッと教えてくれました。

 「A調教師の“直前の泣き”のコメントは“倍買え!”ってくらいの強気のサイン。騙されちゃダメだよ」と。

 どうやら、A調教師は期待すれば期待するほど、あれこれ要求することも大きくなってしまって、不安材料の方ばかりを強調してしまうタイプとのことで…。

 レースにいったら、あっさり新馬勝ち。

 A厩舎では、このパターンで、予想でも馬券でも何度かイイ思いをしたものです。

 日刊競馬に入って3か月ちょっとが過ぎました。

 前の会社のころと同じく、厩舎取材(「想定班」とも呼ばれます)を担当しています。

 会社が変わっても、大まかな仕事の流れは一緒。ですが、担当厩舎は新たにお付き合いすることになった厩舎がほとんど。

 まだまだ修行中の身なのですが、「最近よく(馬券に)来るなぁ」と注目しているコメンテーターのパターンも、ちらほら見つかりつつあります。

 各厩舎の管理馬それぞれの特徴、調教パターンを勉強しつつ、取材を重ねて、「厩舎独特の勝負ムード」をコメント欄や予想の印でお伝えできるよう頑張ります(^^)/