『取材の思い出』
2013/07/17 更新
   柴崎厩舎は私がトラックマンになってから、ずっと担当させていただいてきた厩舎のひとつ。

 今年に入ってから体調を崩されていたのは知っていましたが、つい数週間前にトレセンでお目にかかってご挨拶したばかり。あまりに突然のことで驚いています。

 初めて紙面上(前の会社のころ)で打ったダービーの本命は1999年・マイネルシアター(8着)。
 デビュー戦からずっと取材してきた初めての世代の、しかも初めて自分の担当厩舎からダービーに出走した馬でした。

   「いい状態で出走できる以上は、チャンスがないわけじゃない」
   今にして思えばちょっと無謀な狙いだったかもしれませんが、取材の感触は本当に良かったなぁ。

 2007年NHKマイルC。ドボドボの雨馬場の中、直線で内から一旦抜け出したシベリアンバード(4着)。

 まったく人気はなかったけれど(15番人気)、前哨戦のNZLトロフィーの敗因を詳しく分析していただいたこともあり、担当トラックマンの間では密かに盛り上がっていました。

   「一瞬、夢見ちゃいました」
 「う〜ん、ちょっと(動くのが)早かったからねぇ」
 3着に我慢してくれてたら、3連単(300万超え)がぁ...(T_T)/~~~。

   2013年中山金杯・タッチミーノット。

   「『おおーっ、こりゃ凄い!』って誰が見てもそう思うような動きだったよ。しなやかで、そして力強くて…。何とかタイトルを獲らせてあげたいねぇ。いや、獲れるデキにある!」  いつにない強気なコメント通り、気持ちのいい強い勝ち方でした。

   なんだかとりとめのない思い出話になりましたが、お許しください。

 謹んでご冥福をお祈り申し上げます。